
白いバニラアイスの中にカラフルな氷粒が散りばめられた「宝石箱アイス」。
1978年に雪印乳業から発売され、当時ピンク・レディーさんのCMで大ヒットした“昭和の伝説アイス”です。
そんな宝石箱アイスが「今も売ってるの?」と話題になっています。
結論から言うと、宝石箱アイスは1983年に販売終了しており、現在は入手できません。
ただし、過去に限定復刻されたり、見た目が似ているアイスが販売されたりと、再び注目を集めています。
この記事では、宝石箱アイスの販売終了の理由、過去の復刻キャンペーン、そして今買える“宝石箱風アイス”までを詳しく紹介します。
懐かしの味をもう一度味わいたい方も、レトロスイーツ好きの方も、ぜひ最後までご覧ください。
宝石箱アイスとは?今も売ってるの?
この記事の最初では、そもそも「宝石箱アイス」とはどんなアイスなのか、そして2025年現在も売っているのかを詳しく見ていきます。
懐かしい昭和のアイスとして名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
1978年に登場した伝説のアイス「宝石箱」とは
宝石箱アイスは、1978年に雪印乳業(現・雪印メグミルク)が発売したカップアイスです。
白いバニラアイスの中に、赤・青・緑などのカラフルな氷粒が散りばめられており、その見た目の美しさから「食べる宝石」と呼ばれていました。
発売当時は人気絶頂だったピンク・レディーさんがCMキャラクターを務め、一気に全国的な話題となりました。
子どもたちにとっては“特別な日のご褒美アイス”として大人気だったんです。
| 発売年 | メーカー | 特徴 |
|---|---|---|
| 1978年 | 雪印乳業 | 白いアイスにカラフルな氷粒を混ぜたカップアイス |
| 1983年 | 同上 | 販売終了 |
現在の販売状況(2025年最新情報)
宝石箱アイスは1983年に販売終了しており、現在はどの店舗でも販売されていません。
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどを調査しても、宝石箱アイスが並んでいることはありません。
ただし、ネット上では「もう一度食べたい」「復刻してほしい」という声がSNS上で多く見られています。
販売終了の理由と復刻が難しい背景
販売終了の正式な理由は明らかにされていませんが、1980年代初頭のアイス市場の変化や、新商品への切り替えが影響したと考えられています。
さらに、宝石箱アイスを製造していた雪印乳業は2002年にアイス事業をロッテスノーへ移管し、2011年にはそのブランドも終了しました。
現在は「雪印乳業」という企業自体が存在しないため、同じブランド名での復刻は非常に難しいのです。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2002年 | 雪印乳業がアイス事業をロッテスノーに移管 |
| 2008年 | ロッテスノーがロッテアイスに社名変更 |
| 2011年 | 雪印ブランドのアイス事業が終了 |
こうした背景があるため、宝石箱アイスの復刻を望む声があっても、企業的には再生産のハードルが高いのが現実です。
つまり、2025年現在、宝石箱アイスは“幻のアイス”となっているということですね。
宝石箱アイスはどこで買える?販売店・通販を徹底調査
「もしかしてどこかでまだ売ってるかも?」と探している方も多いですよね。
ここでは、宝石箱アイスが実際にどこで販売されているのか、ファミマやスーパー、通販サイトなどを中心に調査した結果をまとめました。
ファミマ・スーパー・ドラッグストアの販売状況
まず、コンビニやスーパー、ドラッグストアなどの実店舗を調べたところ、宝石箱アイスの販売は確認できませんでした。
2025年現在、ファミマ・イオン・ウエルシアなどの主要チェーンでは取り扱いがない状況です。
一部SNSでは「ファミマで似たアイスを見つけた!」という投稿も見られますが、それは「宝石箱アイス」そのものではなく、カラフルなトッピングが似ている商品を指しているケースが多いようです。
| 店舗名 | 販売状況(2025年時点) | 備考 |
|---|---|---|
| ファミリーマート | × 販売なし | 一時的な復刻販売の情報もなし |
| イオン・イトーヨーカドーなど | × 販売なし | 類似アイスは取り扱いあり |
| ドラッグストア(ウエルシア・マツキヨなど) | × 販売なし | 冷凍スイーツコーナーに類似商品あり |
Amazon・楽天など通販サイトの取り扱い有無
次に、Amazonや楽天市場など大手通販サイトの取り扱い状況を調べました。
結論としては、宝石箱アイスの新品は販売されていません。
ただし、類似商品や「宝石箱風アイス」という名前で販売されているものはいくつかあります。
特に人気なのは、以下のような見た目がカラフルなアイスです。
| 商品名 | 特徴 | 販売サイト |
|---|---|---|
| 伊藤久右衛門 宇治抹茶パフェアイスバー | 見た目が華やかで宝石箱をイメージした抹茶アイス | Amazon・楽天 |
| 苺の宝石箱(練乳入り) | イチゴと練乳を使ったキラキラ系アイス | 楽天市場 |
| ゴディバ カップアイスセット | 高級感のあるデザインとフレーバーの多彩さが人気 | Amazon |
これらの商品は「宝石箱アイス」の公式復刻版ではありませんが、懐かしさを味わえる代替商品として注目を集めています。
オークションやフリマアプリでの入手可能性
一部のオークションサイトやメルカリなどで、「宝石箱アイス 当時のパッケージ」「未開封品」といった出品が見つかることもあります。
ただし、食品としての安全性は保証されていないため、実際に食べるのは危険です。
コレクション目的であれば価値がありますが、消費期限を大幅に過ぎているため、購入時には十分注意が必要です。
| サイト名 | 出品例 | 注意点 |
|---|---|---|
| メルカリ | パッケージ・広告チラシなどのコレクター品 | 食品ではなく記念品として出品されることが多い |
| ヤフオク | 非公式類似品・昭和レトロ雑貨 | 食品販売は禁止されているため実食不可 |
現在、宝石箱アイスを購入できる正規ルートは存在しません。
どうしても味わいたい方は、次章で紹介する「類似アイス」や「再現レシピ」をチェックしてみるのがおすすめです。
宝石箱アイスの復刻・再販情報まとめ【2025年最新版】
ここでは、宝石箱アイスの復刻や再販が過去に行われたのか、そして今後その可能性があるのかをまとめます。
昭和の名作アイスとして人気が高かっただけに、復刻を望む声が今も多く寄せられています。
過去の復刻キャンペーン(2006年・業務用復刻)
宝石箱アイスは、実は2006年に一度だけ限定復刻されています。
このときは「夢の宝石箱キャンペーン」として、懸賞で当たる非売品アイスとして登場しました。
その後、業務用として「夢の宝石箱メロン」「夢の宝石箱ストロベリー」といった派生商品も一時期販売されていましたが、これらもすでに終了しています。
| 年 | 復刻内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 2006年 | 夢の宝石箱キャンペーンで限定復刻 | 非売品。抽選形式で配布 |
| 2007年〜2010年 | 業務用「夢の宝石箱シリーズ」販売 | メロン味・ストロベリー味など |
| 現在 | 販売終了 | 再販予定なし |
復刻が難しい理由(企業統合・ブランド終了の影響)
宝石箱アイスの復刻が難しい背景には、企業の統合とブランドの終了が大きく関係しています。
かつて宝石箱アイスを製造していた雪印乳業は、2002年にアイス事業をロッテスノーへ移管しました。
その後、ロッテスノーは2008年にロッテアイスへと社名変更し、2011年には「雪印ブランドのアイス」を完全に終了しています。
この流れの中で、宝石箱アイスの知的財産権やレシピがどのように引き継がれたのかが明確でないため、現状では新たに生産するのが極めて困難な状況です。
| 年 | 出来事 | 影響 |
|---|---|---|
| 2002年 | 雪印乳業がアイス事業をロッテスノーに移管 | 製造主体が変更 |
| 2008年 | ロッテスノーがロッテアイスに改称 | 雪印ブランドが薄れる |
| 2011年 | 雪印ブランドアイス終了 | 宝石箱ブランドも消滅 |
今後復刻の可能性はある?
2025年現在、宝石箱アイスの復刻予定は公式には発表されていません。
一方で、SNSや掲示板では「もう一度食べたい」「復刻してほしい」といったコメントが数多く投稿されています。
特に昭和レトロブームの流れで、過去の人気商品が再販されるケースも増えているため、消費者の声次第では復活の可能性もゼロではありません。
実際、他の昭和スイーツ(例:メロンボールアイス、ホームランバーなど)は過去に再販された実績があります。
| 商品名 | 復刻年 | 企業 |
|---|---|---|
| メロンボールアイス | 2020年 | 協同乳業 |
| ホームランバー | 2015年 | メイトー |
| 宝石箱アイス | ― | 復刻予定なし(2025年時点) |
つまり、現時点では再販の予定はないものの、昭和ブームが続く中で、ファンの熱意が企業を動かす可能性は十分にあるといえるでしょう。
宝石箱アイスが再び店頭に並ぶ日を期待しながら、似た商品を楽しむのが現実的な選択になりそうです。
宝石箱アイスに似ているおすすめアイス・再現レシピ
「もう宝石箱アイスは買えないの?」と思った方に朗報です。
完全な復刻版は存在しませんが、見た目や味が似ているアイスや、自宅で簡単に作れる再現レシピがたくさんあります。
ここでは、ネットで買える類似商品と、手作りで楽しむ方法を紹介します。
見た目や味が似ている市販アイス5選
宝石箱アイスの特徴は、白いアイスにカラフルな氷粒が散りばめられている「きらめき感」です。
その雰囲気に近いアイスを、人気の通販サイトで探してみました。
| 商品名 | 特徴 | 販売サイト |
|---|---|---|
| 伊藤久右衛門 宇治抹茶パフェアイスバー | 和×洋の上品な色合いで、まるで宝石のような見た目 | Amazon・楽天 |
| 苺の宝石箱(練乳入り) | 苺がキラキラ輝く冷凍スイーツ。名前もまさに「宝石箱」 | 楽天市場 |
| フルーツタルトアイス | 色とりどりのフルーツを乗せたデコレーションアイス | ロッテ公式・ギフトショップ |
| ゴディバ カップアイス セット | 宝石のような色合いとリッチな味わいが魅力 | Amazon |
| ハーゲンダッツ クリスピーサンド ジュエリースイーツ | 期間限定商品で、まさに“ジュエリー級”の輝き | コンビニ・スーパー |
これらは「宝石箱アイス」と同じ商品ではありませんが、どれも“宝石箱感”を味わえる華やかなアイスです。
特に「苺の宝石箱」はSNSでも「懐かしい雰囲気が味わえる」と話題になっています。
自宅で作れる!宝石箱風アイスの簡単レシピ
もし「どうしてもあのアイスを食べたい!」という方は、自宅で作るのもおすすめです。
材料はシンプルで、特別な調理器具がなくてもOKです。
| 材料(2〜3人分) | 分量 |
|---|---|
| バニラアイス | 200g(市販のものでもOK) |
| かき氷シロップ(いちご・メロン・ブルーハワイ) | 各少量 |
| ゼラチンまたは寒天 | 5g |
| 砂糖 | 小さじ2 |
作り方はとても簡単です。
- ゼラチンをお湯で溶かし、3種類のシロップと混ぜて冷蔵庫で固める。
- 固まったゼリーを1cm角にカット。
- バニラアイスを柔らかくし、ゼリーを混ぜて再び冷やし固める。
これで、自宅でも“宝石箱アイス風”の見た目と食感を楽しむことができます。
SNSで話題の「宝石箱アイス再現チャレンジ」
最近では、SNS上で「#宝石箱アイス再現チャレンジ」というタグを使った投稿が増えています。
手作りのアイスにカラフルなゼリーやラムネを加えて、昭和レトロ風に仕上げるユーザーも多いです。
とくにInstagramでは、透明なグラスカップに層を重ねた“映える”アレンジが人気です。
味だけでなく、見た目でも楽しめるのが宝石箱アイスの魅力なんですね。
この章では、宝石箱アイスが買えない今でも楽しめる代替案を紹介しました。
次の章では、なぜこのアイスが今もなお愛され続けているのか、その理由を掘り下げていきます。
宝石箱アイスの懐かしさと人気の理由
宝石箱アイスは、発売から40年以上経った今でも語り継がれるほどの存在です。
一度食べたことのある世代にとっては“思い出の味”であり、昭和レトロブームの流れで若い世代からも再注目されています。
ここでは、なぜ宝石箱アイスが今なお人々の心を惹きつけるのか、その理由をひもときます。
ピンク・レディーが出演したCMのインパクト
宝石箱アイスの人気を一気に広げたのが、当時の大スターピンク・レディーさんが出演したテレビCMです。
「宝石箱〜♪」という印象的なフレーズと共に、カラフルなアイスが登場する映像は、多くの子どもたちの記憶に残りました。
このCM効果によって、発売直後から全国的なヒット商品となったのです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出演者 | ピンク・レディー(ミーさん・ケイさん) |
| 放映時期 | 1978〜1980年頃 |
| キャッチコピー | 「あなたの冷凍庫に宝石箱を」 |
この時代のアイスCMは、単なる商品の宣伝ではなく“夢”や“特別感”を売っていたのが特徴です。
宝石箱アイスも、その代表的な存在でした。
昭和レトロブームで再注目される理由
近年、昭和のデザインや味わいが「懐かしくて新しい」として再び注目を浴びています。
その流れの中で、宝石箱アイスもSNSを中心に人気が再燃しました。
InstagramやX(旧Twitter)では、「#宝石箱アイス」「#昭和レトロアイス」といったハッシュタグで、当時の写真や再現投稿が多く見られます。
| プラットフォーム | トレンド内容 |
|---|---|
| レトロ食器に再現アイスを盛る投稿が人気 | |
| X(旧Twitter) | 「もう一度食べたい」というノスタルジーツイートが急増 |
| TikTok | 昭和アイスランキング動画で再登場 |
昔の豊橋語り
— ナナシ (@nDXQPoX0So5dugn) 2025年6月25日
魚町の駄菓子屋かどやで宝石箱というアイスを買った思い出。
ピンクレディがCMやってた気がする。
昔の話よのw pic.twitter.com/VHdyq7yazs
特に若い世代の間では、昭和のパッケージデザインや「ちょっと不思議な見た目」が逆に新鮮だと感じられているようです。
宝石箱アイスは、世代を超えて“かわいい”“映える”存在として蘇っているのです。
今なお語り継がれる「宝石箱アイス」ファンの声
ネット上では、宝石箱アイスに対するファンの声が今も多く投稿されています。
中には、当時の写真をアップして「これを超えるアイスはない」と語る方も少なくありません。
| 投稿者年代 | コメント内容 |
|---|---|
| 50代 | 「子どものころ、これを食べる日は特別だった」 |
| 40代 | 「宝石箱アイスの再販をずっと待ってる」 |
| 20代 | 「見た目がかわいくて手作りしてみた!」 |
こうした声がある限り、宝石箱アイスは単なる“昔のアイス”ではなく、世代をつなぐ思い出のシンボルといえるでしょう。
昭和の甘くてやさしい記憶が、今も多くの人の心の中でひんやりと輝いています。
まとめ|宝石箱アイスは今も愛される“昭和の宝石”
ここまで、宝石箱アイスの歴史から販売終了の背景、そして今も楽しめる代替アイスまでを紹介してきました。
最後に、この記事のポイントを振り返ってみましょう。
販売は終了しているが、記憶の中で輝き続ける
宝石箱アイスは、1978年に発売されてから1983年に販売終了となりました。
その後、一度だけ2006年にキャンペーン復刻が行われましたが、現在は販売されていません。
しかし、その“特別な存在感”は今も多くの人の記憶に残り、SNSや動画投稿などでたびたび話題になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初登場 | 1978年(雪印乳業) |
| 販売終了 | 1983年 |
| 限定復刻 | 2006年(夢の宝石箱キャンペーン) |
| 現在 | 販売なし・復刻予定なし |
つまり、実際にはもう買えなくても、“思い出の中ではずっと売れ続けているアイス”なのです。
復刻を願う声とその意味
「またあの味を食べたい」「子どもに食べさせてあげたい」──そんな声は、今もネット上で絶えません。
企業の統合などの事情で復刻は難しいものの、ファンの想いが消えることはありません。
むしろ、その“もう手に入らない”という事実が、宝石箱アイスをより特別な存在にしているのかもしれません。
似ているアイスで懐かしい気分を味わおう
もし「宝石箱アイスの雰囲気を感じたい」と思うなら、今の時代でも十分に楽しめる選択肢があります。
たとえば、伊藤久右衛門の抹茶パフェアイスや、苺の宝石箱などの“ジュエリー系アイス”は、見た目も華やかで満足度が高いです。
また、自宅で作る「宝石箱風アイス」もSNSで人気を集めています。
| 楽しみ方 | おすすめ |
|---|---|
| 市販アイスで雰囲気を味わう | 苺の宝石箱・抹茶パフェバーなど |
| 手作りで再現する | ゼリー×バニラアイスで再現可能 |
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宝石箱アイスは、ただのアイスではなく、“記憶と感情を閉じ込めた宝石箱”です。
そのキラキラとした甘い記憶は、これからも世代を超えて語り継がれていくでしょう。